「姿勢が良くないんです。」「姿勢が悪いからですか?」「巻き肩で・・・。」などなど姿勢のよく質問をいただきます。
私も悩んでいましたので、そのお気持ちよく理解できるつもりです。
今回は姿勢について書いてみました。
<姿勢をつくる背骨>
姿勢に影響しやすい背骨。
体の『幹』であり、動作をするとき『軸』となります。
生理的湾曲(ゆるいS字状のカーブ)があり、バネのように衝撃を吸収し体への負担を減らしてくれます。
この背骨や骨盤の形は、親子であっても湾曲がきついかゆるいか、骨盤の傾きが違ったり一人一人違います。
骨盤の前後の傾きで「姿勢のタイプ」分けをしてみました。
<姿勢のタイプ>
- 前傾タイプ
- まっすぐタイプ
- 後傾タイプ
の3つのタイプに分けられます。
1.前傾タイプ
骨盤が前に傾いているタイプ。腰骨が沿って腰痛になることが多い。
2.まっすぐタイプ
骨盤の傾きはあまりなく、背骨の湾曲が少ない。首、背中、腕の症状を感じやすいタイプ。
3.後傾タイプ
骨盤が後ろに傾いているタイプ。いわゆる猫背になりやすい。肩こり・首コリを起こしやすい。
タイプなので良い悪いはありません。あなたはどのタイプでしょうか。
<悪い姿勢とは?>
人体の骨の数は「206」関節は「260」筋肉は「640」もあって、それぞれ左右の太さ・大きさ・長さの違いがあります。
身長、体重、性別、年齢、環境や生活習慣や運動経験にも違いがあります。
これだけ体の要素が違い、重力を受けやすい2足での行動をしているので、ひとりひとり姿勢が違うのは当たり前と言えますよね。
「悪い姿勢」というものはなく「症状を起こしやすい姿勢」はあります。
<症状がでる姿勢>
いわゆる「猫背」、「ストレートネック」、「反り腰」といわれる状態があります。
これら力学上で体への負担が大きいとされているものはコリ・痛み・しびれなどを起こしやすいことは確かです。
強い症状がある場合は改善が必要です。柔軟性、筋力、意識、生活習慣、お食事、姿勢だけでなくいろんな事から考えていく必要があります。
<寝る姿勢、座る姿勢>
横向きや仰向けで寝る。
ソファーや椅子や座椅子に座る。
立っている以外にもいつも姿勢をとって生活しています。
いずれにしても、「背骨がリラックス=背骨がやわらかい状態」していてどんな動作もできる状態が好ましいです。
<やる気が出る姿勢>
「気持ちは姿勢から」と言われ、感情と姿勢には深い関係があります。
元気でやる気のとき「肩を落としている」、落ち込んでいるとき「前を向いている」のはしっくりきませんよね。
顔が下を向く。
肩に力が入る。
握りこぶしを作ってしまう。
など自然にそうなってしまうのが姿勢とも言えます。
皆さんにも「やりやすい姿勢」ってあると思います。
その時の感情はどんなものですか?
<見た目の姿勢>
モデルさんはとても良い姿勢にみえます。
でも、私生活で、くつろいでいるときにも背筋が伸びてピーンとしているかというと、そうでもないと思います。
見た目のお悩みは、ご本人と周囲の人々との感覚の差が大きいです。
思い出してみてください。
小学校のときに言われた「気をつけ!」の姿勢はリラックスできるでしょうか。
頑張っているのは緊張しています。
自然にそうなる、自然にできるのがあなたの姿勢です。
<呼吸と関わる姿勢>
首・肩・背中の緊張があり、下向きかげんで背中が丸まっていても、ムリに胸を張ろうとする・・・
こんなときは呼吸の状態もよくないです。
「深呼吸」は肩が前後に動いて、胸がしっかり開くとできます。
深呼吸をしようと思えばカラダが緩んでリラックスしていないとできません。
当院では「ここがどうしても・・・」「姿勢を良くして若々しくなりたい。」「この症状は姿勢からきていますか?」などなど姿勢のサポートも行っています。
どんなことからでも気づきがあれば、あなたにあった姿勢はみつかります。
一緒にやってみませんか。ご相談いつでもお待ちしております。
【平野区 喜連瓜破の西村鍼灸接骨院(鍼灸院・整体院)】院長 西村 清司