起立性調整障害(学校へ行けない。体が動かない。)

寒い日が続いていますね。

寒い冬に大人はじっとしていても子供は

「元気!」「動き回っている。」

というイメージです。

今回はお子さんがある日突然「学校に行けない。頭が痛い。動けない。」

起立性調整障害のご相談を数件受けたので書いてみました。

もしある朝、お子さんが

「頭痛がする、しんどい、起きれない」

と言ったとしたらどうでしょう。

私にも子供が3人いますので

「なんで!?」「学校サボりたいだけでしょ?」

と言いたくなるお気持ち。よくわかります。

でも待ってください。

お子さんは実は学校に「行きたい」のかもしれません。

 

起立性調整障害は10~16歳くらいまでの子供に多く、

大人にも起こります。

体の成長と自律神経との成長バランスがとれなくなって起こるとされています。

 

親御さんと同じく

「相談しても理解してもらえない。」

「このまま学校に行けないのか。」

「薬を飲み続けたくない。」

本人も疑問と不安でいっぱいでしょう。本当に辛いと思います。

[ご相談があったケース]

『14歳 男子』 朝 立ちくらみ 目の前が真っ暗になる 体が動かない が少しずつ増していた。 学校にいくと 頭痛、腹痛、だるさで保健室へ。

 

『13歳 女子』 朝 頭痛 腹痛 足の冷え 日頃から便秘と下痢を繰り返していた。学校に行くと めまい、だるさ、胃痛で保健室へ。

 

どのお子さんも

  • 朝、だんだん起きれなくなっていく。
  • 頭痛、腹痛を感じるようになっていく。
  • 学校では保健室へいくようになる。

ことが多くなっていったようです。

動悸、息切れ、ふらつき、手の震え、風呂上りの貧血を感じた子もいました。

[原因は?]

  1. 呼吸力の低下 → のど・鼻・気管・肺のうち、とくに「鼻とのど」がつまったような状態が考えられます。
  2. 体のゆがみ  → 背中~首にかけてのゆがみが多くあります。「肋骨と肺」は背中のゆがみ、「気管とのど」は首のゆがみと大きく関係します。
  3. 内臓の緊張  → 呼吸状態が悪いため体は酸素不足になるとともに、体のゆがみで心身ともに緊張状態です。内臓も機能が落ちています。

[当院の治療]

1.呼吸調整

 特に固まる首~肩~背中の筋肉を調整します。

肺の周りの首、肩、背中を緩めることで呼吸がしやすくなり、新鮮な酸素が全身に巡るようになっていきます。

2.ゆがみ調整

 背骨のうちとくに背中と首、そして肋骨の調整をします。

血液や神経の流れが良くなります。

3.内臓調整

 お腹(内臓)を経穴(ツボ)を使い経絡(ツボの道)治療により気の流れを整え、緩めます。

そうすると内臓が機能を回復していきます。

[ゆったり話す]

気持ちが学校に行きたくないとき

「友人や先生に会いたくない」

「勉強が嫌い」

「引っ越ししてなじめなくなった」

理由は様々あります。

落ち着いて、あせらず、ゆっくり話すことが大切です。

受診されたお子さんの中には、親御さんには話せないことも話してくれることがあります。

[書く・話す・寝返りをする]

体が休まり、気持ちが落ち着いてきたら、

今の自分の思い・不安・疑問を「書く」「話す」そして「寝返り」してみましょう。

どんなことからでも十分です。

[座る・立つ・日光浴]

布団やイスなどで座ってみましょう。

立ってカーテンを開けて日光を浴びてみましょう。

できる範囲で、ほんの少しからで大丈夫です。

[感情(心)の得意タイプ]

感情は人が生きていくうえで大切なものです。

私たちは喜怒哀楽を感じながら表現しながら毎日を過ごしています。

すぐ怒ったり、泣いたりしてばかりでは社会生活は成り立ちません。

人は生まれてから環境の中で抑えてきた『感情のクセ』が出来てきます。

そして、人には右利きや左利き、スポーツが得意か勉強が得意かのように、

良いか悪いかではなく『感情(自律神経)のタイプ』があります。

  • 悲しみや落ち込みタイプ(副交感神経タイプ) → 泣いたり、落ち込むことが多い
  • 怒りやイライラタイプ (交感神経タイプ)  → 怒ったり、イライラすることが多い

大きく分けて2つのタイプがあります。

親と子では全く違うタイプの場合もあります。

自分とお子さんのタイプを知りましょう。

 

喜怒哀楽すべてバランスよく、タイミング良く表現できれば良いのですが、

できないこと、できないときってありますよね。

感じること。考えること。行動すること。それぞれ違います。

知ることが大切です。

[生活習慣・食事・運動]

就寝時間が遅い。

睡眠時間が短い。

不規則。

ゲーム・パソコン・スマホをしている時間が長い。

偏った食事の内容。

運動をせず代謝が落ちている。

 

これらを変えていくことも必要です。

[治療期間]

体力、年齢を考慮して、2か月~6か月間をめどに行います。

本人の取組と治療とが合わさると、

ある時から一気に回復することが多いです。

子供の回復力は本当に素晴らしいです。

 

大人自身も考えて、一緒に行動するとお互いが心身ともにより良くなっていけるのではないでしょうか

どんなことでも、小さなことでも、

1つでも良いので行動してみてください。

 

ご相談いつでもお待ちしております。

【平野区 喜連瓜破の西村鍼灸接骨院(鍼灸院・整体院)】院長 西村 清司

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