指、手の痛みの原因とセルフケア法。

手や指が「曲がりにくい。」「あちこちに痛みが・・・。」「手首、肘にも関係ある?」

などご質問をいただきました。

今回は、「指」「手」の痛みの原因とセルフケアについて書きました。

手や指を使いこむと

「腱(すじ)」「筋肉」「関節(骨)」

に痛みや腫れがでたり、動きが悪くなってきます。

進行すると「腱鞘炎(ばね指)」や

「関節の変形」が起こることもあります。

<巻き肩の原因にもなる>

手や指の症状が、ひどく辛くなればどうなるか?

指や手の平は「屈伸や開閉ができない」状態になります。

とくに「親指」が動かないと手首はねじれて内に向き、腕が前にでます。

肘や肩も内に向き、

上半身は内側に寄って、巻き肩のようになります。

 

腕、肩、背中、首は引っ張られ

緊張したままです。

<まずは手のひらをほぐす>

手のひらには「手掌腱膜(しゅしょうけんまく)」があります。

手掌腱膜は手のひらの真ん中にあり、指につながり、ヒフを補強し神経や血管を守っています。

痛みや腫れで指や手の動きが悪くなると

その手のひらが固くなってしまいます。

手のひらが固まると指の屈伸や開閉がしにくくなります。

手のひらは手首→肘→二の腕→肩→首の筋肉や関節につながっています。

なので「手のひらの緊張」が手首、肘、腕、肩、首の関節のズレを起こす原因にもなります。

 

 

指が痛い、腫れが強い、動かせない時は

まずは手のひらをほぐしてみましょう。

*軽い力で行います。

①手の骨を押す。

②手の骨の間を押す。

③手の骨を前後上下に動かす。

*これに関しては少しコツがいるのでいつでもご質問を。

①~③でほぐしてから指を動かしてみましょう。

<首、肩、背中のコリにもつながる>

手のひらのコリが強い方のほとんどは

首、肩、背中のコリがあります。

手のひらの状態を良くするだけで

首、肩、背中の緊張も和らいでいきます。

モノを持ったり、作業をしたり

手や指のおかげで多くのことができますが

使えなくなくなると、本当に不便です。

 

日頃から、ご自身の体に感謝しつつ

セルフケアしてみてはいかがでしょうか。

 

「こんなときはどうするの?」「この症状はセルフケアで良くなる?」「サポーターやテーピングは必要?」などなど

一緒に考えませんか?ご相談お待ちしております。

【平野区 喜連瓜破の西村鍼灸接骨院(鍼灸院・整体院)】院長 西村 清司

体が重い・だるいの原因!?「気象病」とは。

雨の日や天気の変わり目に

「なんか体調が良くない。」

「天気のせいですか?」

「あちこちが痛い。」

とご質問いただきました。

一方、晴れでも雨でも

「いつでも元気」な方もおられます。

今回は「気象病」について考えてみました。

雨の日に「頭痛」や「めまい」がある。

天気の変わり目に「腰痛」がでる。

あなたはそんな時ありますか?

気象病をネット検索すると

「ねむ気、食欲不振、低血圧、しびれ、肩こり、神経痛、じんましん、吐き気」

まだまだ沢山でてきます。

 

ここまではなくても、天気の変わり目に

なんとなく「重い」「だるい」は感じたことはありますか?

<体が重い、だるいの原因は?>

私たちは「スイーツ、パン、果物」など

「陰性食品」を摂る機会が増えています。

陰性食品を多く摂ると

体が「冷え」「むくみ」ます。

「冷え」るとカラダは膨張してふくらみます。

「むくみ」がカラダを包むようになります。

膨らんで、さらに、外側は包まれている。

膨らむことも、縮むこともできなくなります。

そして、肺などの内臓や筋肉・関節の動きが下がるので、

呼吸がしづらく代謝も落ちます。

酸素が全身に行きわたらず

「体が重だるい」と感じてしまいます。

<当院の考える気象病は>

ふだん、体内と外の気圧は圧力が保たれています。

雨の時など低気圧になると、

外の圧力が下がり体内は圧が保てず膨らみます。

山の頂上や飛行機で空の上にいるとき

スナック菓子がパンパン膨らむ。

低気圧のカラダはそんな状態です。

 

膨らんで縮まないカラダの状態では

血流も内臓の機能も落ちています。

 

「気象病」は

『気圧の変化に対応できなくなった状態の体の異変』です。

 

反対に、健康で元気な方は、むくみがなく

血流・内臓の働き・呼吸が

天候に関係なくいつも良い状態です。

<当院の治療では>

1.背骨、肋骨の調整

肋骨を整え、肺の動きを良くします。

2.横隔膜・筋肉の調整

呼吸の状態を良くします。

3.お腹(胃、腸)の調整

水分の流れをうながして、体外へと出します。

まずは、この3つがとても重要です。

<ご自身でできること>

お伝えしている体操やストレッチ、軽い運動や湯舟につかりましょう。

代謝を高めて水分を体の外に出しましょう。

腹式呼吸でリラックスしましょう。

特に大切なのは

1.陰性食品(甘いもの、パン、お菓子など)を控える

2.よく噛むこと(だ液がでて胃腸を守り働きを助けてくれます。)

3.水分の内容や量に気をつける(カフェインやお酒を避ける 水は1日1Lで十分な人もいる)

です。

早く治すために「何を飲むのがいいですか?」「何を食べたらいいですか?」

とよくご質問いただきます。

けれども、体は飲食するとその分の

消化・吸収・排泄をしなければなりません。

胃腸が働くと体力がそちらに奪われます。

症状があって不調のときは必要以上の飲食はせず、

治すことに体力を使いましょう。

 

 「気象病」は日常から対策することが必要です。

お天気に関係なく「いつでも元気で健康」を一緒に目指しませんか?

 

「こんなときはどうすれば良いですか?」「体操を続けていいですか?」「食事の内容はどんなものが良いですか?」

などどんなご相談でもお待ちしております。

【平野区 喜連瓜破の西村鍼灸接骨院(鍼灸院・整体院)】院長 西村 清司