症例紹介:パニック障害

 

 

20代。男性。作業員。

[ご来院までの経緯(初回のご来院、11月)]

仕事で車を運転中に強い動悸を感じ同時に頭痛と呼吸がしずらくなり運転を交代してもらった。

数ヶ月前から首や肩の凝りも強くなり、めまいや胸のつかえ、体がだるく胃痛があり下痢も頻繁に起こすようになり来院する。

心療内科も受診したが改善せず、漢方薬も飲んでいる。

[施術方針]

仕事を今まで通りこなして、早く日常生活を取り戻したいとのことでした。

首や肩の凝りからはじまり、胃の不快感がだんだんと強くなり花粉症もあり鼻づまりで呼吸状態もよくありませんでした。

体力が落ち全身状態が悪いことから、まずは体力を回復させるために仕事をできるだけ制限し体を休めて自律神経のバランスを整えつつ、呼吸状態をよくすることから開始しました。

 

[施術内容]

実家に時間をかけて行き来したり仕事も忙しく疲労の蓄積がみられました。様々な人生の出来事が重なり、心労も重なっていました。

自律神経の状態が体に及ぼす事柄を示しつつ施術計画をたてて段階を経て少しづつ回復させていくように説明しました。

ご家族の了解を得て寝室は何も考えずリラックスして眠るだけの空間にしていただきました。

睡眠・休養・食事・施術・活動のバランスを意識してもらいました。

長時間のマスク着用での作業でアゴ付近の状態が悪いことから、頭は特に鼻とアゴの調整から行いました。

 

[施術経過と考察]

体力に自信があり、出来ると思い込んでいた以上の事態が起こって交感神経の興奮が静まらなかった状態になり心も体も追い込んでしまっていたと考えられました。

検査結果から現状をお伝えし自分の今の状態を改めて知っていただき体力を回復させ、

呼吸の状態を整え副交感神経も働かせて生活リズムを作り

緊張することとリラックスすることで体を整えていくことを意識して頂きました。

24回の施術で強い症状は落ち着き、仕事も再開されました。

今回感じましたのは「マスク着用」での作業が体に与える影響です。

情勢下の対策のひとつではありますが「マスク」は呼吸を制限し熱中症のリスクまでも高めてしまいます。

屋外であれば2m以上のソーシャルディスタンス上でマスクは外して良いとの政府見解です。

気温が高くなる6~9月はマスク着用のタイミングは意識したいものです。

 

【パニック障害の施術】平野区 喜連瓜破の西村鍼灸接骨院(鍼灸・整体)院長 西村 清司

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