パニック障害、動悸、息苦しさ、不安感などで来院された女性(40代)の方の改善例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
最初は軽い胸のつまりや肩や背中のコリを感じていた。その内に動悸や呼吸がいつも苦しく感じるようになってきた。散歩をすると和らいでいたが、頭痛やのどのつかえも感じて動けなくなり、めまいもある。不安で仕方がない。
パニック発作は屋外では起きないが電車や歯医者さんにいる時にとくに感じてしまう。
来院に至るまでの経緯
以前から喘息があり、呼吸がしにくい時があったが治まっていた。この5年間で様々なことが重なり、顎の痛みや軽いめまいを感じるようになってきた。
特定の短い時間しか感じなかったのに、いつも感じるようになり、仕事を継続することを一旦あきらめ、心身を休めながらパートタイムで出勤するようにしていった。
少しの間は症状が軽くなったように感じていたが、人ごみにいると胸がつまり呼吸が苦しく、パニック発作を感じるようになってしまった。焦りと不安を強く感じて、心療内科に通いながら何とか日常生活を送っている。
検査と所見
初回検査所見とカウンセリングによる見立ては以下の通り
- 頸椎(とくにC1~C3)のズレ
- 肋骨部の動き低下(肋間筋の緊張と痛み)
- 横隔膜の緊張
- 骨盤の強い左傾
- 身体状態レベル9
- バランス検査:左が力入らない
上記の結果から、体の緊張でも呼吸の苦しさや胸のつかえを感じることの説明と自律神経の緊張から心も落ち着かない状態になっていることの説明。
不安や焦ることはとにかく話してもらい、じっくり取り組んでいけば回復していくことを治療家視点からアドバイス。
全身の筋肉の緊張を和らげつつ、しっかり自律神経を整えるようにするプランを立てた。
施術内容と経過
日々の焦りや不安をどのように感じながら過ごしているのか、これからどう感じていきたいのかを共有。胸やお腹の調整を中心に全身の自律神経の調整を行う。

🟢初回~10回目/週2回ペース
出来る限りの通院をすすめる。とにかく今感じる事を日々話してもらうようにした。目標に少しでも向かっていけるよう、ちょっとづつ近づけるようにはどうすれば良いかを共有した。
初期は心身を休めてゆるめる施術を行う。頭痛が和らいでいく(9→7になる)。
🟢11~16回目/週2回ペース
日常でも行動を増やしていけるように、呼吸状態を整えるため体幹部の施術を特に行っていく。買い物は問題なくなってきたが、家事は長女さんの手を借りながらやっていく。
屋外にでると症状が変わるので、天気の良い日はとくに少しでも過ごしてもらう。のどのつまりが変わってきた(9→6~5になる)。
🟢17~24回目/週1回ペース
4~5日はめまいが強かったが、しだいに軽くなり家事がかなり出来るようになってきた。散歩をしてもラクに歩けるようになり、行動範囲が増えてきた。(9→4~3になる)。
🟢25~28回目/2週1回ペース
出かける回数を増やしても体調に変化が出なくなってきた。メンタルは不安が残るものの、行動範囲には影響はそれほど感じなくなってきた(9→3~2になる)。
🟢29~31回目/3週1回ペース
日常の生活リズムが変わらなくなってきた。自分のペースで通える復職先を探している。(9→2になる)。
🟢32~現在/月1回ペース
期間限定の国家資格を活かした仕事から再開。体調はとてもよくなったが、メンタル面が不安なので、月1回の来院に。
以下ご本人からのメッセージ
生活習慣のアドバイスなど、毎回とても丁寧に施術をしてくださり心強かったです。いつも穏やかな笑顔でとても癒されます。内服する薬の量も徐々に減り、仕事に復帰できたりと先生には本当に感謝しております。
私自身より、先生の方が私の身体のことをわかっている気がします。これからも宜しくお願いします。ありがとうございます。
院長からのコメント
ここまでは様々な事で、本当に大変でしたね。それでもしっかり取り組まれて仕事まで再開されました。本当に良かったです!
まずは1つの目標もクリアされ素晴らしいです!今度は新しい目標に1歩1歩向かっていくだけです。そのサポートは今後も変わらず全力でさせていただきます。やっていきましょう。
